突然の交通事故で、大切なご家族を失われた方へ。
心からお悔やみ申し上げます。
警察、病院、葬儀、親族への連絡…息つく暇もないまま、怒涛のように過ぎていく日々の中で、「これから何をどうすればいいのか、まったくわからない」という方がほとんどです。
法律事務所エソラに、ご相談に来られる多くの方が、
- 保険会社から何の連絡もないけど、待っていていいのか?
- 損害賠償って何をどこまで請求できるの?
- 子どもを育てていけるのか不安で仕方ない
といった、たくさんの不安を抱えていらっしゃいます。
あなたが抱えている不安は、「正しい情報」と「適切なサポート」で、ひとつひとつ解消していくことができます。
- 1. 交通事故で突然、家族を失った…
- 2. 請求できる主な損害と相場感
- 2.1. ①逸失利益
- 2.2. ②慰謝料
- 2.3. ③葬儀費用
- 2.4. ④その他
- 2.5. 損害賠償の相場は?
- 3. 保険会社との示談交渉で気をつけるべきポイント
- 3.1. 保険会社からの示談の提示に納得してない場合、サインする必要はない
- 3.2. 保険会社からの示談提示の金額は裁判所の基準より低いことが多い
- 3.3. サインして保険会社に送り返すと示談交渉をやり直せない
- 4. 弁護士に相談する意味
- 5. 被害者が高齢者の場合の損害額は?
- 5.1. 損害額の相場は?
- 6. よくある質問(Q&A)
- 7. 一人で抱え込まないでください
交通事故で突然、家族を失った…

夫が、事故で亡くなりました。朝、元気に出て行ったのに…
まさか、帰ってこないなんて…。今も、信じられなくて。

お悔やみ申し上げます。
突然のことで、現実が追いついてこないですよね。

病院や警察の対応、それから親戚への連絡、葬儀と目の前のことを必死にこなして。でも、保険会社からは何の連絡もなくて、これから何をすればいいのか、全然わからなくて…

お金のことなんて考えたくないのに、生活のことを思うと不安でたまらなくなるんです。

ウサラさん、ここに来てくださったことが大きな一歩です。
交通事故でご家族を亡くされた方には、加害者に対して損害賠償を請求できます。

まずは、遺族として請求できる損害を整理してみましょう。
請求できる主な損害と相場感
交通事故でご家族を亡くされた場合、加害者やその加入している保険会社に対して、損害賠償を請求できます。どんな損害を請求できるのか?損害賠償の相場感を説明します。
①逸失利益
交通事故により死亡したことで、得られることができなかった将来の収入を損害として請求できます。逸失利益は、以下の計算式で算定します。
②慰謝料
交通事故で亡くなったことに対する精神的苦痛に対する慰謝料です。慰謝料の金額は、以下のように、裁判所の基準があります。
③葬儀費用
交通事故で被害者が死亡した場合、葬儀関係費として150万円が損害として認められます。
④その他
亡くなるまでの間の病院の治療費、死亡診断書・死体検案書などの文書料なども損害として、請求可能です。
損害賠償の相場は?
以下のモデルケースを例に、損害賠償の金額をシミュレーションしてみましょう。
被害者に過失がなければ、損害額は、概算、以下のようになります。
損害 | 金額 |
葬儀費用 | 150万円 |
逸失利益 | 7313万5220円 |
慰謝料 | 2800万0000円 |
合計 | 1億263万5220円 |
損害賠償は「気持ちの整理」と「生活の立て直し」に直結します。しかし、保険会社から提示される金額が、こうした相場に見合っていないことも少なくありません。
保険会社との示談交渉で気をつけるべきポイント

保険会社から書類が届いて、サインとハンコ押して送り返せって…
これって、サインしないとダメなんですか?

保険会社からの示談の提案ですね。
提示された金額に納得できない場合、サインする必要はありません。

この金額は妥当なんですか?

裁判基準と比べると、慰謝料の金額がかなり低いですね。
保険会社からの示談の提示に納得してない場合、サインする必要はない
保険会社との示談交渉の際、保険会社から「サインしてハンコを押して返送」するよう、書類が届くことがあります。これは、あくまでも保険会社からの示談の提案にすぎません。保険会社から提示された金額に納得できない場合、サインする必要はありません。
保険会社からの示談提示の金額は裁判所の基準より低いことが多い
保険会社からの示談提示額は、保険会社の社内の基準で算出した金額です。事案によりますが、裁判所の基準の損害額より低いことがほとんどです。

詳しくは、以下の「交通事故の3つの基準」参照
交通事故の3つの基準
多くのケースで、交通事故の被害に遭った場合、弁護士に依頼すると、賠償金を大幅にUPさせることができます。それは、損害賠償の3つの基準に関係しています。3つの基準を解説します。
サインして保険会社に送り返すと示談交渉をやり直せない
保険会社から送られてきた書類にサインして送り返すと、示談が成立したことになります。そうなると、後から金額が低いことがわかったとしても、示談交渉をやり直すことはできません。
適切な金額なのか?将来の生活設計に支障がないのか?を専門家と見極める必要があります。
弁護士に相談する意味
交通事故の損害賠償は、お金の問題です。しかし、ご家族を亡くされた方にとっては、「残された家族の生活を守るため」や「大切な人の命の重さを正当に評価してもらうため」でもあります。
法律事務所エソラは、依頼者の方と一緒に、必要な証拠を集め、適切な損害額を算定し、保険会社との交渉又は訴訟を通じて、納得できる形での解決を目指します。
被害者が高齢者の場合の損害額は?

夫が亡くなって、ずいぶん経つのに、保険会社から何の連絡もないんです。

死亡事故の場合、保険会社から連絡が来るのが遅いことがあります。

一度、保険会社に連絡してみると、必要な書類を案内してもらえると思います。

夫が無職の年金生活者だから、損害賠償できないからじゃないんですね?

そういうわけではありません。
年金の逸失利益、慰謝料も請求できます。
損害額の相場は?
以下のモデルケースを例に、損害賠償の金額をシミュレーションしてみましょう。
被害者に過失がなければ、損害額は、概算、以下のようになります。
損害 | 金額 |
葬儀費用 | 150万円 |
逸失利益 | 1002万7865円 |
慰謝料 | 2500万0000円 |
合計 | 3652万7865円 |
年金の逸失利益性(死亡事故の損害賠償)
交通事故で被害者が亡くなった場合、年金が逸失利益として損害賠償の対象になるか?という問題があります。年金が逸失利益の対象になるかは、年金の種類によって異なります。
よくある質問(Q&A)
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葬儀が終わったばかりで…
ウサラ 葬儀が終わったばかりで何も手につかないのに、損害賠償のことなんて考えられません…
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にゃソラ 気持ちが落ち着いてから考えましょう。
突然、ご家族を亡くされ、気持ちの整理がついていない段階で、損害賠償のことを考える必要はありません。気持ちが落ち着いてから、考えましょう。
ただ、できるだけ早い段階で、今後の進め方だけでも把握しておくと安心です。状況を整理すると意味でも、弁護士に相談してみてください。
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保険会社から連絡がない
ウサラ 保険会社から何の連絡も来ないけど、待っていていいの?
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にゃソラ 損害賠償の請求を早く進めたい場合は、保険会社に連絡してみてください。
死亡事故の場合、被害者遺族に保険会社からの連絡が中々ないということは珍しくありません。保険会社からの連絡を待っている必要はありません。保険会社に連絡して、必要な書類を提出しましょう。
保険会社に連絡する前に、弁護士に相談することも検討してみてください。
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過失相殺って?
ウサラ 過失相殺ってよく聞くけど、死亡事故でも問題になるの?
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にゃソラ 死亡事故でも被害者に過失がある場合は、過失相殺が問題になります。
交通事故の発生に被害者にも落ち度がある場合、過失相殺として、損害額から被害者の過失割合分がマイナスになります。
被害者が信号無視をした、道路に倒れこんだ、スマホを操作しながら自転車を運転していたなど、交通事故によって、被害者の過失が問題になることがあります。
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賠償額は妥当?
ウサラ 保険会社から提示額が妥当かどうかわからない…
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にゃソラ 弁護士にご相談ください。
保険会社からの提示額が妥当かどうか回答します。保険会社から示談の提示があったものの、提示額が妥当かどうかわからない場合は、弁護士にご相談ください。提示額が妥当かどうか?裁判所の基準だと損害額がいくらになるのか?を回答します。
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弁護士って高そう
ウサラ 弁護士に依頼するのは高そうで…
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にゃソラ 法律事務所エソラは、相談料・着手金無料です。
法律事務所エソラは、初回相談料と着手金が無料です。安心して、ご相談・ご依頼ください。
一人で抱え込まないでください
交通事故で家族を突然失った、その現実を受け止めることさえ、簡単なことではありません。そんな中で、やらなければいけないことが、次々に押し寄せてきます。
保険会社とのやりとり、損害額の計算、示談交渉は、専門家である弁護士が代理人として行うことができます。
「何から始めればいいか分からない」、「このままでいいのか不安」そんな思いを少しでも抱えているなら、そのお気持ちを、お話しください。
お話を伺ったうえで、必要な手続きや選択肢を丁寧にお伝えします。あなたが、前を向くための準備ができたときに、そっと背中を押せる存在でありたい。そう願っています。

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